なでしこジャパン初選出、初先発、そしてアクシデントの國武愛美が熊谷紗希の相方に立候補!

Tournament of Nations 第2戦 なでしこジャパン VS ブラジル代表 1-2

@East Hartford

試合は後半31分にブラジルのエースマルタに先制を許しAT突入前に追加点を許す展開に。AT3分にINAC神戸の増矢の強烈ダイビングヘッドで一矢報いるも時すでに遅し。1-2で終了し2連敗となった。この試合、高倉麻子監督は初戦のアメリカ戦から先発を6人入れ替えた。その中でも注目なのが今大会なでしこジャパン初選出で2戦目にして初先発となったノジマステラ神奈川相模原所属のCB國武愛美。今大会、なでしこジャパン不動のCBでキャプテンの熊谷紗希が所属のリヨンのチーム事情により辞退、アジアカップでCB熊谷の相方争いでトップに躍り出たマイナビベガルタ仙台レディースの市瀬奈々もケガにより辞退した為、國武にチャンスが巡ってきた。

初先発からか硬さの出た序盤

初先発となった國武は序盤に硬さがあった。表情も硬く大きなミスはなかったものの、どこかぎこちない様子もあった。だが、だんだんリズムを自分で作っていき、21歳とは思えぬ落ち着きを取り戻し本来の動きになった。國武の持ち味であるカバーリングを存分に発揮し、幾度となくピンチを防いだ。あとは、もう一つの武器であるフィード力がでると良かった。この試合、三浦と隅田のダブルボランチにボールが入る機会が少なく、ブラジルの中盤の守備網にはめられた。そういう時に流れを見てCBから縦に早いボールを入れられると、計算できる選手になるのではないか!?

本来のカバーリングの良さが際立つ

國武本来のプレーができるようになったのは、前半のカバーリングで失点を防いだシーン。中盤の底で三浦の不用意な切り替えしに反応したブラジルの選手が三浦からボールを奪い、ゴールに向かう。それに反応した國武はスライディングで相手シュートをブロック。これで波に乗れたのか、國武の良さが出始める。フィードはあまり見られなかったものの、ボール回しには参加できていたし、展開もできていた。後半に入っても持ち前のカバーリング力でボールの取られ方が悪い中盤をフォローしていた。國武が出場していた時間が無失点だったのも伺える。スピードがさほどある選手ではないし、対人も凄い強いわけでもないが、CBに必要なカバーリングセンスが光る彼女は鮫島の良き相方となった。逆に鮫島がカバーリングに入る時は、國武がチャレンジをしてボールを奪いに行く。チャレンジアンドカバーがうまくできていた。レギュラーCB熊谷の良き相方になる日も近いかもしれない。

アクシデントでほろ苦デビューも熊谷の相方に立候補

この試合のメンバーで一番良かった彼女が不運に襲われる。クロスボールに競った國武がブラジルの選手と日本代表GK池田咲紀子に挟まれる形で池田と激突。國武と池田はその場で倒れた。池田の方はすぐに起き上がれたが、國武はなかなか立ち上がることができず試合が4分ほど中断。ようやく立ち上がりプレーできたかに思えたが、ピッチにしゃがみこんでプレー続行不可能に。土光真代との交代を余儀なくされた。悔しかったのか國武の目には涙があったようにも見えた。頭を打って脳震盪を起こしたのだろう。担架ではこばれてしまった。日本代表としても調子のよかった國武の負傷交代は痛かった。土光真代の実力は申し分ないが、追加招集で初招集の急な出番。DFラインにほころびが出るのも仕方がない。結局、國武の交代の後、2失点を喫し負けてしまった。決定打となった2失点目は鮫島のボールロストからだったが、今日のブラジルの守備ではパスの出しどころを見つけるのも難しく、土光のフォローも難しかった。まず奪われないことは大事だが、途中にアンカーを配置したことや、ボランチにボールが入らないことなども重なったことによる動揺が失点につながった。良い動きを見せていた國武は市瀬と熊谷のCB二人に割って入った形になっただろう。現時点では欧州CL三連覇の立役者熊谷紗希が不動だが、熊谷の相方に立候補したのはこの國武愛美だ。市瀬がいないこの大会で復活を遂げ次の試合でも持ち味を存分に発揮し、来年までに熊谷の相方にまで成長してほしい。

wataru 登録者

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