ヤングなでしこ

ヤングなでしこ 悲願のU-20女子W杯優勝まであと一つ!

U-20 女子ワールドカップフランス2018 準決勝

ヤングなでしこ 2-0 イングランド @Stade de la Rabine

U-17のワールドカップで優勝している98年世代がもう一度頂点に立つチャンスが来た。優勝候補の一角とされたイングランド相手に序盤から自分たちのサッカーを徹底し、3試合目となる無失点でイングランドに競り勝った。試合は前半22分、攻め込んでいた日本にチャンスが訪れる。ペナルティエリアの外中央で受けた左サイドハーフの遠藤純がキープして相手をかわし切らないところで、ペナルティエリアにいた植木理子にパスを送る。相手を背負った植木は手と体を上手く使い中央に運びながら反転シュート。右足で蹴ったボールはゴロでスピードはなかったが、ゴール左側に綺麗に吸い込まれた。

さらにその5分後の27分。右サイドハーフの宮澤ひなたが右サイドからドリブル開始。中にえぐるドリブルでバイタルエリアに侵入すると、距離はあったものの左足で強烈なミドルシュートを放つ。そのボールはクロスバーに直撃したが、詰めていた遠藤純が頭で冷静に決め追加点。前半のうちに2点のリードを広げる。これで勢いに乗ったヤングなでしこは前半ゲームを完璧に支配。後半も危ないシーンはあったものの、最後のイングランドの猛攻を耐え忍び、初の決勝進出を果たした。

ヤングなでしこ 完璧な前半のゲーム展開

日本のスタメンは前回の準々決勝ドイツ戦から左サイドバックの北村菜々美に代えて高平美憂を起用した以外は変更なし。スペイン戦まで牛島理子が左サイドバックでスタメンだったが、左サイドハーフの遠藤純と左サイドバックの北村菜々美が機能し、牛島理子が控えにまわるようになった。FWもファーストチョイスは植木理子と宝田沙織で、試合を重ねるごとにコンビネーションが上がり得点を量産した。試合を重ねるごとに全体の調子が上がり、チームが固まってきた。池田監督がスタメンを固定し始めたことにより、前プレスでボールを早く奪いサイド攻撃、後ろからのビルドアップと自分たちがしたいサッカーを確立してきた。実際に今回のイングランド戦も含め、相手の陣地で奪える回数が多かった。その要因として、サイドで奪うことが徹底されていて、取れるところで取れていたことだろう。そして浦和レッズレディースコンビのCB高橋はな、南萌華と守護神スタンボー華が相手攻撃陣の前に立ちはだかり、ここまで複数得点を許していない。

イングランド戦の前半は日本のプレスがハマりボールを奪えていたり、フィジカルがあって縦に速いイングランドに対し対人で勝っていた。攻撃に関しても、中と縦の意識が強いイングランドに対して、右サイドの宮澤、宮川のベレーザコンビと左サイドの遠藤純がスピードを活かしてゴールを脅かした。また、相手FWが日本のCBにプレスをかけてたと見ると、長野風花が最終ラインまで下がってパスを回しゲームを作っていた。前半の試合運びは池田監督も納得だろう。

MVPは長野風花!ゴールマウスに嫌われるヤングなでしこのエース

唯一の海外組であるヤングなでしこのエース長野風花はここまで目立った活躍はできていないものの、得意のパスで決定機を作ったりディフェンスラインに入り、為を作ったりとゲームを作っていた。納得のMVPだが、今大会フル出場の長野は未だに得点・アシスト共になし。今大会、長野はゴールマウスに嫌われている。ドイツ戦ではPKを外し、イングランド戦もペナルティエリア内での決定機を逃している。彼女のポテンシャルを考えれば、これで終わるとは思えない。決勝のスペイン戦でここまでのうっ憤を晴らすゴールまたはアシストを決めて、チームを頂点まで導いてほしい。

パラグアイ戦 長野風花の記事

決勝のスペイン戦 ヤングなでしこのカギを握るのは?

勝てばこの大会初優勝が決まるスペイン戦。グループリーグでは相手の守備が勝り攻撃らしい攻撃ができず、0-1の完封負けを喫した。ヤングなでしこにとってはリベンジマッチとなるわけだが、グループリーグの時の日本とはまるで違う。宝田と植木の2トップはスペイン戦では、宝田がスタメンで宮川と交代し植木が村岡と交代で出場した為、同じ時間で出ていない。つまりスペインはパラグアイ戦でともにハットトリックを達成した植木と宝田の2トップの爆発力を体験していない。それに遠藤純と長野風花の調子が上がってきて、試合を増すごとにチームが成熟してきた。

そんな日本代表でスペイン戦の鍵を握るのが、遠藤純。ここまで5試合に出場し2ゴール4アシスト。ドイツ戦の1点目、イングランド戦の2点目と欲しい時に決められる選手。遠藤は初戦のアメリカ戦の途中出場以外の試合にフル出場している。初戦のアメリカ戦の29分間で池田監督の信頼を掴み、ここまで見事に結果を残しているシンデレラガール。遠藤純がいかにゴール前で顔を出せるかでスペイン戦は決まってくるかもしれない。遠藤はスピードと足元の技術がある選手。イングランド戦の2点目もこぼれ球にいち早く反応し相手の前に入りゴールを決めた。スピードのある遠藤と左サイドバックの北村菜々美のコンビネーションでスペインの右サイドを制することができれば優勝が見えてくる!リベンジに成功し、悲願のU-20ワールドカップ優勝を果たしてほしい。

wataru 登録者

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