U-20女子

史上初の三世代で優勝!ヤングなでしこが喜びの会見!

U-20FIFA女子ワールドカップ2018 決勝 ヤングなでしこ 3−1 スペイン

ヤングなでしこのU-20世代初優勝という形で幕を閉じた今大会は日本にとっても世界の女子サッカー界にとっても歴史的な1ページを刻むことになった。U-20のW杯で優勝したことで、なでしこジャパン(2011年)、U-20のヤングなでしこ(2018年)、U-17のリトルなでしこ(2014年)として女子のワールドカップ三世代で優勝という快挙を成し遂げた。さらに今大会キャプテンの南萌華、10番の長野風花、児野楓香、宮川麻都、佐藤瑞夏の5選手がU-17W杯の優勝も経験している。長野風花は現在韓国のチームで活躍するなど、このチームは国際経験が豊富なチームだ。そんなヤングなでしこ達はキャプテンの南萌華が優勝報告記者会見で話したように「1試合1試合成長できるチーム」であった。初戦のアメリカ戦で1−0で勝利するも続くスペイン戦では攻撃陣が火を吹けず、惜敗。予選リーグのパラグアイ戦の前には話し合い「FW4人が映像を見たり、プレーのアイディアを出し合っていく中で、全員がゴールを取るために努力をした結果が後半戦のゴールに繋がった」と今大会5得点の植木が語るように、FW同士の連携もうまくいき後半戦のゴールラッシュにつながったように見えた。日本らしくチームの連携を良くし、世界一の栄冠をつかんだ。

最少失点のヤングなでしこDF陣

今大会驚くべきことは、6試合で3失点しかしていないこと。さらに、複数失点がなく決められた試合でも最少失点で抑えている。これは全体的な守備の意識と、DFとGK陣の頑張りだろう。特にこのチームの特徴はハードワーク。前からプレスをかけて高い位置でボールを奪いボールをつないでゴールまで持っていく。まさになでしこジャパンや男子サッカーでもやりたいサッカーだったのではないか。DF陣に関しては、CBの南萌華と高橋はなは全試合フル出場、サイドバックも交代などがあったが北村奈々美と宮川麻都が多くの時間使われた。メンバーを固定してく中で連携を深め、日に日に守備が良くなって来た。初戦のアメリカ戦、スペイン戦とボール回しのところでDFラインでのミスが目立っていたが、勝ち進むにつれてそれがなくなった。ゴール前に運ばれてもCB二人が中心に体を張り食い止める。さらにそんなDF陣には強力な守護神がいた。それがスタンボー華だ。長い手足を武器に好セーブを連発。彼女は5試合に先発し2失点。ヤングなでしこになくてはならない存在であった。

ヤングなでしことして最後の戦いを締めくくったのはやはり、、、

苦しい戦いを続けて来て、決勝まで進んだヤングなでしこはグループリーグで0−1と惜敗したスペインと対戦。ここで見事リベンジに成功する。勝っても負けてもヤングなでしことしての戦いが終わる一戦を最後締めくくったのは、ここまでチームを牽引して来たヤングなでしこの10番長野風花だ。各年代の代表で活躍し、この世代を引っ張ってきた10番は決勝までノーアシスト、ノーゴール。元々ゲームを作るタイプで後ろからバランスを取りながらパスを供給し、為を作ることができる選手であるが、ゴールを量産するタイプではない。今大会もDFラインに入りながらパスを回し、日本の攻撃エンジンをかけていた。だが、今まで引っ張ってきた10番にこの試合を決めてほしいというファンも多かった。その想いが長野のシュートに乗る。相手陣地右でキープしたFW宝田が粘って中央に走りこんで来た長野にパス。それをダイレクトで蹴り込んだ。カーブが掛かりながら、うまくボールが沈み相手のゴールキーパの頭上を越えゴールに吸い込まれた。蹴った瞬間、誰もが「入れ」と思った瞬間だった。この大会ゴールマウスに嫌われていたヤングなでしこの10番が最後の最後に決めてくれた。長野風花関連記事

これからのヤングなでしこ

優勝という手土産を持って帰国したヤングなでしこのメンバーもウカウカしていられない。現在なでしこジャパンが戦っているアジア大会が終わったら、なでしこリーグ2部が来月1日から、同1部が8日から始まる。さらに来年には女子ワールドカップがフランスで開催、2020年には東京五輪と次はなでしこジャパンとしてのメンバー争いに参加する。まずは、所属クラブでレギュラーを勝ち取りアピールすることがこの先ヤングなでしこのやるべきこと。今大会5得点の植木に関しては、所属の日テレ・ベレーザの層が厚くレギュラー確保に至ってない。CBで南萌華と素晴らしいコンビを見せた高橋はなもそうだ。浦和レッズレディースのCBはヤングなでしこの南萌華と長船加奈が不動。この牙城を崩さないとなでしこジャパンへの道はない。今大会の守護神スタンボー華もINAC神戸では第3GK止まり。他数名の選手も現段階でレギュラーを獲得できていない。まずクラブで結果を残し、この経験を元になでしこジャパンに貢献してもらいたい。

wataru 登録者

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